共有土地の持ち分も売れる

相続した共有土地も売れます 投稿記事

 「多少損をしても、こんな人達とは縁を切りたい。自分の子供には関わらせたくない」と思った時、色々工夫する余地はあります。その一つが土地の共有持ち分です。 
 相続で、実家の土地建物を相続割合に従って共有登記することはよく行われます。兄弟が仲良くしている間は問題はないのですが、大概、相続人ではない配偶者が口出ししたり、経営している会社が苦しくなったりということが起こったときに、「売る売らない」「どの業者に売るのか、その業者と
裏で取り決めをしていないか」「更地にした方が高く売れる」「今売ったら、税金が増えるので困る」など、「えっ、そこまで言う?」と思うほど、話はどこまでも発展していきます。
 せっかく、仲良く共有にしたのに、あの時はみんな納得したのに、と言うことは相続ではよくある話です。そして、争っている間に、相続人が亡くならないまでも、認知症になったり入院して意思疎通できない状態になると、まだ相続人でない息子世代が口出ししてきます。
 いずれはみんな年老いて、お互いに介護や身元保証人として助け合える仲だったのに、こうなってしまうと、「もうこんな面倒くさい相手とは金輪際縁を切りたい」と言う風になってしまいます。
 そう言う時、最終手段として、自分の持分を売却すると言う方法もあります。もちろん、元々の値段は望めません。かなり相場より安くなることは必定です。ですので、お金より、精神的ストレスをなくす方が大事と言うときにはご検討ください。
 持ち分買取業者は、全国展開しているところもありますし、地元の不動産屋がしてくれる場合もあります。複数の業者に相見積もりをとることを忘れずに。
 

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