【 職 務 経 歴 】
① キヤノン
「可愛げがない、お茶も入れなさそう」などと大卒女子を採用する企業が京都に1社も無い時代、5社が募集していた大阪で就活し、キヤノンに入社。
入社後は、1ヶ月は東京で研修、大阪に戻ってさらに研修の日々、仕事を徹底して指導された。
児童期は、いじめや、近所の人が止めに来るほどの母親の暴力で居場所がなかったが、内心と言葉が一致する大阪は、その当時の私には過ごしやすい街だった。
入社当初は、大阪支社事務機西日本営業本部で、代理店と一緒に企業を訪問する仕事に従事。代理店や製品ブランドイメージが下がらないよう、一度訪問した顧客は月1ベースで訪問。つっけんどんな大阪の社長から「すぐ来い」と電話があり慌てて訪問すると昼食をご馳走してくれたり、無骨な社長がういろう1本丸ごと出してくれたり、別の社長からは「何があっても約束を守る、君は男の中の男だ」と妙な褒められ方をした。数年後、内勤になり代理店管理・納期管理・係数管理や研修担当などを行う。
この時期、早稲田大学院(無機化学)に行っていた実弟が霊感商法などで有名な某団体に入った事が周囲に知られ、決まりかけていた縁談が破談になる。父が入信阻止しようと何度も東京に行くが会えず、音信不通になり勘当。母は、父の葬儀にも呼ばず、数ヶ月後、金銭を渡して今後の縁を経つ書面に署名させる。
② 日本テキサス・インスツルメンツ
日本テキサス・インスツルメンツに転職。半導体のウエハー開発〜製造会社のため、キヤノンと同様、直販はなく代理店営業。
大手白物家電メーカー・パソコンメーカーの新製品開発技術者の依頼を、ウエハー開発部門に回したり、納期管理・代理店管理、係数管理などの仕事を任される。また、四国の製造メーカーや自社大分工場、東京の各デバイス事業部門へも代理店随伴で訪問。
メーカーの新製品発表時期から逆算して開発や納期の根回し、日々の工程状況確認などの結果、一度も納期遅れなく納品。メーカーや代理店から信頼され、他県の営業所が担当していたメーカーからも納期管理等を依頼される。
② 介護と被害と親の借金返済
要介護5の両親を一人で介護するため退職。懸命に介護しても報われない日々、10数年に及ぶ心身ともに疲弊する介護・看取りを経て、何とか病院広報に就職。
しかし、父の死後、親戚が、祖父の貸家だったわが家の地主から土地を購入しようとし、その阻止のためにそれまで働いて蓄えた貯金をはたいたり、母が某地元限定小規模百貨店(藤井大丸)の外商に騙され、着物や茶碗などを大量に買わされ、当該外商が商品購入資金を第三者に借金させていた事が発覚。そのため、母の死後、働いて借金を返していく事に。
毎日何回も、カード会社などから督促の電話が鳴ったが、藤井大丸の経理から、納品・請求・領収データを取り寄せチェック。100万円単位で二重三重に回収していたり、支払いはあるが商品がなかったり、商品代金の入金先が当該外商の個人口座である事を突き止め、京都府右京警察に被害申告し、藤井大丸にも損害賠償請求をすると伝えるも、刑事は、被害申告の事実を藤井大丸に告げ、「刑事で訴えると民事で裁判できない」と公然と嘘をつき、捜査せず。
藤井大丸の経理と上司は、「どんなものを買わせたのか購入品を見せて欲しい」と当該外商を連れ訪問、経理が購入商品を持ち帰る。しかし、その後、「100万円は返すが、残り200万円超ははっきりしない。当該外商はクビにするので、他に債権債務のないことの書面にサインして欲しい。しなければ100万円も渡さない」と言われ、介護疲れもあり署名。しかし、いつまで経っても、購入した商品が戻ってこないため、確認すると、クビにした当該外商に渡したと言う信じがたい返事。
この時、これから法的武装しないと一生舐められると、介護の傍ら、司法試験予備校に通信入学するも、途中から法科大学院からの受験に制度変更、金銭的余裕がなく断念。
また、母の死後、介護で大変な思いをしたり同様の被害に遭いそうなおひとり様支援のためNPO法人を設立し、代表理事に就任。
③ 厚労省短期集中特別訓練 京都支援センター長
その後、厚労省短期集中特別訓練の京都支援センター長に就任。厚労省の初期設定は、「期間1ヶ月、資格取得なし」と言う魅力のない内容で、教室や講師を組む訓練校にもメリットがなく、訓練生の就職の役にも立たない為、全国に例を見ない京都独自の訓練体系(期間3ヶ月、資格取得必須)を提案、機構や京都労働局に訓練校を巻き込んで強く働きかけ、その流れで決まる。
補正予算の事業とはいえ、全国等しく開始される事業であり「京都」の成果を出したかったこと、補正予算期間だけの雇用契約に応募してくれた社員に「成功体験」を是非とも味わって欲しいこと、募集に応じてくれた訓練校に恩返ししたかったことから、訓練生集めの広報にも力を入れ、京都新聞、NHK、記者クラブ、KBS等に記事掲載を依頼。ポスターやチラシを地下鉄構内、コンビニ、公館、大通り店舗、医院、美容院、飲食店、銀行、各政党、商店街、新聞社などにも配架して貰う。毎週、営業に行った店舗を労働局に報告。次第に京都労働局の支援も受ける。
その結果、東京・大阪でさえ月に10名程度の訓練生しか集まらない中、京都は月間87名という全国首位独走の成績をおさめる。訓練校の開拓営業、訓練校の書類審査や抜き打ち訪問指導などの業務にも従事。京都の独走に、社員は自らの仕事に対する自信を持ってくれた。
④ 京都市、京都労働局での新卒就労支援
訓練事業終了後、京都市や京都労働局で新卒学生の就労支援を8年行なう。
就労のやりがいを味わって欲しいと思い、離職・転職者、発達障害などを抱える学生も含め、個々の相談者に寄り添う個別支援を根気強く行い、担当校の支援就活生の内定率を100%にする。
一方で、大学などには、毎月、学部ごとに該当する全国の求人票を地域別・職種別に分けて郵送し情報提供。キャリアセンターだけでなく、学生課や教授からの依頼を受け、20人-200人までの多様なセミナーを実施。マッチング支援精度UPと定着率改善のために企業を回り、採用者の課題、求める能力や人柄を確認、就労後も定着フォロー。また、窓口利用者の増加を図るため公務員予備校などに学生の開拓営業も行う。
⑤ 行政書士
労働局勤務中に受験勉強を始め同年合格し、独立開業。
翌年、特定行政書士資格と申請取次行政書士資格の試験に合格、現在に至る。
【 取得した 資 格 等 】
福祉系NPO法人代表理事として、約10数年運営。
特定行政書士、申請取次行政書士、知的財産管理技能士、WEBクリエーター、ファイナンシャルプランニング技能士2級、A F P、臨床美術士、キャリアコンサルタント、企業経営コンサルタント、司書 、教員免許 他
⭐️ 日展会友、日本彫刻会会員 ⭐️
©️ 2023 京都太陽行政書士事務所
プロフィール
