会社は誰のものか。昭和は「社員」という答えが殆どだった。
社員と社長の給与が余り違わないか、倍程度だったころ。
社員食堂で、社員と社長が少し離れて食べてる図、懐かしい。
平成のバブル期以降、会社は「株主」のものになった。
今は、社員と社長の収入は、桁がいくつも違う。
社員は早期退職者も増えたけど、頑張る社員の仕事ぶりは昭和の頃と変わらない。
企業は、人の心の集合体。
人の心が分からない社長では、早期退職もやむを得ない。
その逆に、技術承継で悩んでいた会社を、久しぶりに訪問すると、活気に溢れて、活き活きと働く社員の姿があった。
以前と何を変えたのか、現場の不具合やクレーム、作業ミス、意欲低下などの原因と対策の徹底した想定と見直し対策、労働環境や労働時間の見直し、社員からの提案制度など
社長が、後継者の息子に全て委ね、何かあれば全責任を負う形にしたのが大きい。
社員の自主性を尊重しても、日本人だから、より良い製品を作りたいという方向に勝手になっていく。
逆に、上から締め付けたり、一挙手一投足を管理しようとすると、時間内にちんたら仕事をする閉塞感と覇気のない社内になる。
社長は、60歳をすぎたら、一線を退くか、万一の責任を取るだけの、業務の要の仕事をした方が良い。
社員には、50歳で役職定年を強いて、社長は80歳を過ぎてもやって、後継者も決めていないとなれば、社員もその会社で働く事への不安が募る。
あなたの会社を選んで人生を委ねて集まってくれた社員への社長としての責任とは何か、再考する時期が来ている。
社長が、鮒の死んだ目をした社員を量産してはいけない。
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社長さんへの問いかけ② 社員の心は離れていませんか?
